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「努力が生み出す無限のパワー」第16回全日本パラ・パワーリフティング選手権大会

2016.01.19

平成28年1月10日(日)に、東京都世田谷区の日本体育大学世田谷キャンパスで、「第16回全日本パラ・パワーリフティング選手権大会」が開催された。

パワーリフティングは障がいに関係なく、体重別で競技が行われる。パラリンピックは肢体不自由の選手が対象となるが、視覚障がいなど他の障がいの選手もこの大会には出場することができる。
競技前には、選手一人ひとり検量と競技で使用する腰ベルトやリストバンドなどの補助具のチェックが行われる。
大会で、選手は3回の試技を行うことができる。1回目の試技で自己ベストの重量に挑戦する選手もいれば、回数ごとに徐々に重量を上げていき、最後の試技でベスト記録に挑戦する選手と、試技の挑戦方法は様々だ。
試技の前には2分の時間が与えられる。下肢に障がいのある選手は、その時間を使って試技の準備を行う。
2分間の使い方が試技に影響を及ぼすこともあるため、ここから既に試技はスタートしているとも言える。
今大会の一番の盛り上がりは、一般男子54kg級の西崎哲男選手の3回目の試技。西崎選手は自身の持つ日本記録と自己記録更新のため、2回目の試技をパスして体力の回復に努め、最後の試技に勝負をかけた。
会場の緊張感が高まり、観客がたたずをのんで見守る中、西崎選手の3回目の試技が審判の合図と共にスタート。西崎選手は美しく安定したフォームで135kgを持ち上げ、見事日本記録を更新した。会場は拍手で包まれ、西崎選手は笑顔で観客の声援に応えた。

今大会では今年のリオデジャネイロパラリンピック出場を目指す選手も多数出場しており、いくつもの日本記録が誕生した。特にジュニア選手の成長は著しい。
選手が持ち上げる1kgは努力の塊であり、10秒にも満たない一瞬に勝負をかける選手の意地と心の強さを感じる。
■大会結果
【IBSAの部】(世界視覚障がい者スポーツ協会パワーリフティングの部)
女子67.5kg級 1位 瀬川真澄 56kg(日本新記録樹立)
男子75kg級  1位 大谷重司 135kg(日本新記録樹立)
男子90kg級  1位 野口 忠 135 kg(日本新記録樹立)

【IPCの部】(国際パラリンピック委員会パワーリフティングの部)
○一般女子
47kg級 1位 小林浩美 63kg

○一般男子
49kg級 1位 三浦 浩 115kg
54kg級 1位 西崎哲夫 135kg(日本新記録樹立)
59kg級 1位 戸田雄也 106kg
65kg級 1位 城 隆志 130kg
72kg級 1位 佐野義貴 135kg
80kg級 1位 宇城 元 178kg
88kg級 1位 大堂秀樹 170kg
97kg級 1位 馬島 誠 140kg(日本新記録樹立)
107kg級 1位 中辻克仁 190kg
107kg超 1位 竹田将広 148kg

○Jr.男子
59kg級 1位 奥山一樹 85kg(日本新記録樹立)
107kg級 1位 松崎泰治 115kg(日本新記録樹立)

日本パラ・パワーリフティング連盟
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