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「スピードとパワーで勝負を制す」第16回ジャパンオープン車イスアームレスリング選手権大会兼第14回西日本オープンアームレスリング選手権大会

2016.03.05

2016年2月28日(日)に兵庫県立障害者スポーツ交流館で、「第16回ジャパンオープン車イスアームレスリング選手権大会兼第14回西日本オープンアームレスリング選手権大会」が開催された。
アームレスリングは腕相撲と似ているのだが、正式ルールで見ると両者は全く異なる。アームレスリングが厳格なルールのもと力と力で真っ向勝負をするのに対し、腕相撲は駆け引きを行う柔の要素も兼ね備えている。
アームレスリングでは、選手は体重別で階級に分けられる。男子は55kg~100kg超級の8階級、女子は50kg~60超の4階級、車イスは胸腰椎損傷と頚椎損傷の2階級に分けられる。
今大会は、車イス選手9名、一般の部約100名の選手が参加した。
腕自慢たちが集った会場には競技台が3台用意されていた。その内1台は国内でも珍しい車イス選手専用の競技台だ。車イス選手専用の競技台は、車イスに乗ったまま競技が行えるよう、一般的なものより低く作られている。
アームレスリングの戦いはほとんどが一瞬の勝負。レフリーが「GO!」の合図をした瞬間100%フルパワーでの戦いが始まる。障がいにより手を組むことができない場合は、手首と手首をあてて押し合う形で勝負を行う。
体育館には選手たちの気合いの声が響いていた。顔を真っ赤にしてフルパワーで戦う選手たちを見ていると、見ている側も自然と力が入ってしまう。
一般の部を見ていると選手個々で腕や体の使い方が違うことに気付く。フルパワーを発揮するには腕の力だけではないコツや技がある。車イスの選手はほぼ上半身だけの戦いになるため、より上半身のパワーが重要となる。
アームレスリングは、健常者が椅子に座って行うことで車イス選手と一緒に行うことができる。また、1対1でお互いの力試しをするコミュニケーションの場にもなる。この大会は、アームレスリングの力強さ以外の魅力やおもしろさを感じることができた大会であった。

日本アームレスリング連盟
TEAM鉄腕