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「世界へ」平成28年度 車いすフェンシング日本選手権大会

2016.08.12

平成28年8月7日(日) エル イン京都(京都市)にて車いすフェンシング日本選手権大会が開催された。

注目選手は車いすバスケットボール元日本代表から1年半前に車いすフェンシングに転身を果たし、パラリンピック出場を目指す安直樹選手。
甘いマスクと強さを併せ持つ加納慎太郎選手。
障がいは選手の中では重いが若くして長いキャリアを持つ藤田道宣選手だ。

女子は何といっても圧倒的な強さを持ち、男子の試合にも参戦している櫻井杏理選手が注目だ。

試合結果は
男子 1位 安 直樹選手
   2位 加納慎太郎選手
   3位 藤田道宣選手

女子
   1位 櫻井杏理選手(※櫻井選手は男子のトーナメントにも参加、4位)
   2位 千坂香菜選手
   3位 松本美恵子選手

となった。
今回の大会では安選手の圧倒的な強さと身体能力を見せつけられた。

この車いすフェンシングという競技、今回リオデジャネイロパラリンピックに日本選手が行くことはなかった。
世界とのレベルの差がまだ大きいといったところだろうか。

今後、この競技が世界で戦えるレベルになっていくために必要な要素を、今回優勝した安選手と日本車いすフェンシング協会・小松会長に伺った。
○安選手
①世界の強豪選手との試合経験が圧倒的に足りない
 現在多い年で年5回、少ない年で年2回世界大会へ参戦しているが、まだ足りないということだ。
②指導者(コーチ)の不足

○小松会長
2020年の東京パラリンピックが決まり、選手の数自体は増えているが、キャリアが短い選手が多いため、
今年は基本をしっかり繰り返し行う年にする必要があるとのこと。
その上で来年以降、海外大会への積極的な参加とその試合の分析を行っていく。
分析等をしっかり行っていくという意味でも指導者の育成が急務と話す。
日本はフェンシング先進国であるポーランドやハンガリー、フランスと比べて、まだ車いすフェンシングの練習環境などが不足している。
今後、指導者育成や練習環境の整備がなされ、2020年東京の地で世界の強豪と肩を並べて戦う姿を期待したい。

日本車いすフェンシング協会
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