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第50回全国ろうあ者体育大会・デフテニスリポートin山形

2016.10.04

2016年9月17日(土)~18日(日)、青森・秋田・宮城・山形・福島県の東北5県にて、第50回全国ろうあ者体育大会が開催された。
本大会は全国のろうあ者がスポーツを通じて技を競い、ろうあ者に対する正しい理解を深めるために開かれた大会だ。

○実施競技(全9競技)
 野球(青森県五所川原市・他)
 バドミントン(秋田県秋田市)
 サッカー(秋田県秋田市)
 バスケットボール(宮城県仙台市)
 ソフトボール(宮城県仙台市)
 卓球(山形県天童市)
 テニス(山形県天童市)
 バレーボール(福島県福島市)
 ボウリング(福島県郡山市)
今回は大会1日目、山形県天童市の山形県総合運動公園にて行われたテニス競技のAクラス・男子シングルス戦の模様をリポートする。
過去9回優勝の実績を持つ松下哲也選手(大阪府)と、前回大会3位の親松直人選手(埼玉県)が順調に勝ち上がり、決勝戦で顔を合わせた。
松下選手は強力な片手バックハンドストロークと、ネット際に落ちるドロップショットを決めるも、親松選手は足を使ってボールに食らいつき松下選手のミスを誘う。
接戦が予想されたが、準決勝まで他の選手を圧倒した親松選手のサーブが決勝でも衰えることが無かった。
最後まで冷静にゲームを組み立て、ペースを掴み続けた親松選手が6-3で今大会初優勝を決めた。
親松選手は決勝戦を振り返って、「前回大会では、体がぶれて動きが悪くなってしまった。(決勝戦では)最近始めた体幹トレーニングの成果が出て、ネット際のプレーに活かせたし、ショットの精度も上がった。」と語った。
更に、「自分の武器は早いサーブ。決勝戦途中で雨が降ってきたので、スピードではなく回転を意識してコースを考えたサーブを意識した。(松下選手の)プレッシャーもあったけど、とにかく返して、そこから戦略を組み立てた。」と語った親松選手は、来年トルコで開催されるデフリンピック日本代表の第一次候補選手。
「日本代表として、『アジア人がここまで頑張れるんだ』というところを世界に見せたい。」と目標を語る目に、力強さを感じた。
デフリンピックまで、あと9カ月ほど。持ち味であるサーブで世界を驚かすことが出来るか、期待がかかる。