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さらなる発展のために(視覚障がい者柔道 強化合宿)

2016.10.27

2016年10月8日~10日 視覚障がい者柔道の強化合宿が行われた。

取材は9日(日)に伺ったのだが、この日は東京都板橋区にある大正大学にて同大柔道部と合同で稽古が行われていた。(8日と10日は文京区にある講道館で日体大柔道部と合同で行われた。)

今回の強化合宿には、リオパラリンピック銅メダリストの広瀬順子選手、正木健人選手も参加されていた。
午前は寝技中心、午後は立ち技中心の稽古が行われた。
全体稽古終了後、永井崇匡選手にインタビューをさせていただいた。

永井崇匡選手は今後を期待されている若手のホープで全盲柔道家だ。
この日は数日前に足首を痛めたため、全体の稽古には参加されていなかったが、個人練習で汗を流していた。

記 者 :怪我をしているとのことですが、状態はいかがですか?
永井選手:怪我は11月の大会(第31回 全日本視覚障害者柔道大会)には間に合うと思います。練習量の確保はしていきたいですね。
怪我をしてしまいましたが、調子自体は良いです。
調子が良い中での怪我なので、気持ち的に焦ってはおらず、落ち着いています。まずは怪我を治すことを優先していきたいですね。

記 者 :リオパラリンピックには出場できませんでしたが、どのような心境ですか?
永井選手:リオへは選考基準に達していないので悔しい気持ちはありますが、すぐに気持ちを切り替える事が出来たので、そこまで落ち込むことはありませんでした。今は東京パラリンピックに向けて気持ちを持っていっています。

記 者 :今後の意気込みをお願いします。
永井選手:今の目標は東京パラリンピックでメダルを取ることです。それに向けて国内・国外の大会で一戦一戦結果を残していきたいです。
まずは11月の大会(第31回大会)で結果を残していきたい。
ロンドンパラリンピックでは男子100㎏超級で正木健人選手が金メダルを獲得。
リオパラリンピックでは金メダルの獲得はできなかったが、男子60kg級で廣瀬誠選手が銀メダル、男子66kg級で藤本聰選手が銅メダル、男子100kg超級では正木健人選手が銅メダルを獲得。
女子では57kg級で廣瀬順子選手が銅メダルを獲得した。

国内の競技レベルは上がっておりますが、世界の競技レベルはもっと上がっている。
選手達は全員金メダルを目指してパラリンピックに出場している。柔道を応援するファンはもっと選手の思いを汲み取って結果を求めていってもよいと思う。
一方で国や協会は選手の競技レベル発展のために、手を尽くすべきだと思う。

日本の視覚障がい者柔道はこれからもっと変化していくことだと思う。
今後もチャレアスは同競技を応援していきたい。

■インタビュー選手プロフィール
 永井崇匡(ながい たかまさ)
 学習院大学(理学部数学科)在学中の全盲の柔道家。段位は二段。
 昨年の第30回全日本視覚障害者柔道大会73㎏級で優勝。
 今後が期待される若手柔道家。

日本視覚障害者柔道連盟
11/27第31回全日本視覚障害者柔道大会観戦のご案内
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