「西猪名公園から全国へ」第3回 DEAF TENNIS CUP

2016.10.28

「花園といえばラグビー、甲子園といえば高校野球ですよね!では、西猪名公園といえば…、デフテニス選手と健聴者テニスプレーヤーの交流の発祥地です!」

主催者の坂田妙子さんの挨拶から始まった第3回 DEAF TENNIS CUPは、2016年10月9日に兵庫県伊丹市・川西市の西猪名公園テニスコートにて開催された。
大会は、女子ダブルス・男子ダブルスによる4人1チームによる団体戦で16チームが参加し、2017トルコデフリンピック日本代表候補選手も2チームに分かれ出場した。
DEAF TENNIS CUPはデフテニス選手と健聴者テニスプレーヤーの交流、そしてデフテニス選手が出場するデフリンピックの啓蒙活動及び支援を目的とした大会である。
ただ試合を通じて交流を深めるだけではなく、「宜しくお願いします」「ありがとうございます」といった簡単な手話を使って試合前後に挨拶をしたり、手話によるテニス用語をゲーム形式で当てるといった形でデフチームと健聴者チームの交流が図られた。

特に印象的だったのは、デフリンピック日本代表候補選手ペアが健聴者ペアに敗戦した際のシーン。
試合終了後、デフリンピック日本代表候補選手ペアが自ら健聴者ペアの元へ向かい、プレーのアドバイスを求めた。健聴者ペアは身振り手振りを使いながら時間をかけてアドバイスをし、代表候補選手ペアは真剣に受け止めて自らのプレーを振り返っていた。
障がいの有無関係なく、テニスを通じて絆が生まれる。大会の真髄を見た気がした。
当サイトチャレアスではデフテニスやあらゆるデフスポーツを取り上げているが、パラリンピックと比較しても知名度はまだ低いのが現状。
健聴者の参加者も今大会で初めてデフテニス競技を知ったという方が複数名いた。
全国各地でデフテニス選手と健聴者テニスプレーヤーの交流の場が増え、デフテニスとデフリンピックの知名度が向上することを願うばかりだ。