第18回全日本身体障害者野球選手権大会

2016.12.16

兵庫県の神鍋高原にある但馬ドームに記者はいた。
神鍋高原は冬にスキーやスノーボード客で賑わいを見せる場所だ。

そんな山間に但馬ドームはそびえ立つ、開閉式のドーム型の運動施設だ。
野球だけでなく、地域のイベントにも多く使用されているようだ。

11/5(土)、6(日) その但馬ドームで第18回全日本身体障害者野球選手権大会が開催された。
全国7ブロックを勝ち抜いたチームがクラブの日本一の座をかけた大会である。
今回で18回目を迎えたこの大会。
西近畿代表の神戸コスモスにとっては前人未到の10連覇をかけた大会だ。

簡単に身体障がい者野球のルールに触れておきたい。
基本的な部分は健常者野球(あえて健常者という言葉を使う)と変わらない。
ピッチャーとキャッチャーの距離は18.44メートルだし、塁間(27.431メートル)もフェンスまでの距離も同じ。
一方で下肢に障がいのある選手は走れないため打者代走が認められる。これは通常の野球には無いルールだ。
また、盗塁が禁止だったり、パスボール・ワイルドピッチが無かったり(厳密に言うとキャッチャーに少しでも触れたら無し)、バントや振り逃げも禁止されている。
細かくいうともっとあるが、そんなところだろう。
どちらかと言うと、どんな障がいでもプレーすることが出来るようにルールを緩和させているといった表現が近いかもしれない。

記者は大学まで野球をやっていたので、ある程度野球を見る目はあるほうだと思っている。選手たちのプレーだが、おそらくその辺の草野球チームが同じルールの中で試合をしたら、軽くひねられてしまうだろう。
球際の強さ、ボールへの入り方、ボール落下点までの動きはお見事の一言。
走塁も選手によってはほとんどふくらむことなく次の塁を狙う姿勢がある。それほどレベルが高いと感じた。
今後は選手のレベルだけでなく、審判のレベルアップや組織としてのパワーアップがされていくとより良いだろう。
今後、世界選手権が開かれるとのこと。
今後も身体障がい者野球を応援したい。

■大会結果
優勝:神戸コスモス(西近畿代表)※10連覇
準優勝:岡山桃太郎(中国・四国代表)
第三位:北九州フューチャーズ(九州代表)
第四位:名古屋ビクトリー(中部・東海代表)
第五位:群馬アトム(関東・甲信越代表)
第六位:京都ビアーフレンズ(東近畿代表)
第七位:仙台福祉メイツ(北海道・東北代表)

最優秀選手
神戸コスモス 影井司投手

日本身体障害者野球連盟
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