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『スポーツ×アート ソーシャルスポーツフェス2017 』

2017.02.06

2017年1月28日、午前10時 埼玉県春日部市市民体育館
MC徳丸と、この日がMCデビューのくろちゃんの朗らかな声が聞こえてきた。
「埼玉ソーシャルスポーツフェス2017」のオープニングセレモニーだ。

「ソーシャルスポーツフェス」は精神障がいのある人達のスポーツ活動が、社会に浸透しはじめてから概ね10年が経つのを機に、今後の精神障がいのある人達のスポーツ活動を考えるきっかけにしようと開催された。
参加したのは精神障がいのある人達や、その活動を支える人達だ。参加者は、はじめにスポーツ適性診断アンケートに答え、ソフトバレーボール、フットサル、バスケットボールの中から興味を持ったスポーツの体験を行った。

体験会が始まると、どのブースにも列ができ、多くの人達がスポーツに親しんだ。
春日部市から参加した高橋哲さんは、普段はバレーボール選手として活躍しており、埼玉県選抜のキャプテンも務める。この日、バスケットボールとフットサルの体験会に参加し「普段はやらないスポーツができて楽しい」と語った。
 高橋さんはこれまで、バレーボールを通して様々な人と出会い、障がいにも向き合うことができ、バレーボールに出会えて本当によかった、と話す。しかし、バレーボールを始めた当時、本当はバスケットボールをしたかったそうだ。だが、近くにバスケットボールチームがなかったので断念した経験がある。
ソーシャルスポーツフェスのように、複数のスポーツ団体が協働して開催するスポーツイベントでは、障がいのある人達がスポーツに親しむだけではなく、スポーツができる環境を知る場としても機能しているように感じた。

イベントではスポーツの他にも、参加者が自分達の手で応援旗を作る企画や、埼玉公式応援歌(チャント)の合唱などが行われた。
チャントの合唱では、自らも幼少期に交通事故に巻き込まれ大きな傷害を負った経験のある、アーティストの宇田川ガリバー哲男さんがマイクを握り会場を盛り上げた。
他のチャレンジド・スポーツと比較して、まだまだ認知度が低い精神障がいのある人達のスポーツだが、今後の発展を見守っていきたい。
(text & photo by はちみつ)

埼玉ソーシャルスポーツフェス2017
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