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「はじめなければ、はじまらない」:ブラインドサッカー体験会

2017.02.10

2月初旬、東京都墨田区内の公立小学校にて、ブラインドサッカーの体験授業が開催された。
講師は、ブラインドサッカー・加藤健人選手(埼玉T.wings所属)。
土曜日であるこの日、たくさんの父兄が参観する中、体育館では低学年と高学年に分けた2部形式で、体験会が催された。

まず始めに、ブラインドサッカーの説明や映像が流された後、目隠しをした加藤選手によるパスやドリブルのデモンストレーションが行われた。
軽やかにプレーをこなす加藤選手の姿を見て、一斉に大きな歓声をあげる子ども達。
低学年の部では、2人1組で片方ずつアイマスクをつけ、アイマスクをつけていない方が、つけている生徒に対し、加藤選手の行う体操を言葉で説明をし、アイマスクをつけた生徒が正しく実践できるかというプログラムなどを行った。

続いて高学年の部では、全員がアイマスクを付け、シュートなどの体験を行った。
各クラス対抗で行われたプログラムでは、離れたところに置かれた2つのコーンの間に立つ生徒が声を出して場所を知らせ、アイマスクをつけた生徒がコーンの間にシュートを決め、時間内に見事何本決められるかどうか、ゲーム形式で行われた。
生徒だけでなく、先生や父兄も声をかけ参戦しながら、白熱したゲームとなった。
それぞれのプログラムを通し、子ども達は、ブラインドサッカーの難しさや楽しさ、
そして、視覚障がいを持つ人と持たない人の双方でこなすという達成感を感じることが出来たであろう。

体験会終了後には、サッカー技術向上のためのアドバイスを求め、加藤選手の周りにたくさんの子供達が集まり、大質問会が開催された。

障がいを持つ人々と普段接する機会のない環境にいると、自分との間に壁を作ってしまい、どこか遠い存在と捉えてしまうことがある。
今回のように、実際にアイマスクをつけ、ブラインドサッカーを体験し、肌で感じることで、知らないことによる壁を取り払うことが出来るのではないだろうか。
「はじめなければ、はじまらない」
勉強、スポーツに関わらず、何事もまずはじめなければ、何もはじまることはない。
だから、何に対しても自分で壁や限界を作ることなく取り組んでほしい、という加藤選手が最後に伝えたメッセージは、子どもたちの胸に強く響いているだろう。

埼玉T.Wings
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