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「I enjoy !」パラ駅伝in TOKYO 2017

2017.03.25

2017年3月12日(日)、東京都駒沢オリンピック公園陸上競技場にて、パラ駅伝in TOKYO 2017が開催された。
出場チームは1都13県+吉本興業芸人チームの全18チームが参加し、計144人の選手が駆けぬけた。ゲストとして、小池百合子都知事がスターターを務め、ココリコ遠藤章造さん、南海キャンディーズの山里亮太さんら吉本興業所属芸人15人と、ご当地キャラクター15体、つば九郎(東京ヤクルトスワローズ公式マスコット)らが進行を盛り上げた。また、開会式では視覚障がい者歌手である、木下航志さんとわたなべちひろさんのオープニングライブ、閉会式ではAAA(トリプルエー、エイベックスグループ所属)のフィナーレライブがあり、来場者11,200人を含む会場全体が大いに盛り上がった大会となった。
パラ駅伝とは、障がいのあるなしにかかわらず、チームがひとつになって勝利を目指すものであり、今回は1区視覚障がいランナー&伴走者、2区聴覚障がいランナー、3区車いすランナー(男)、4区健常ランナー(女)、5区知的障がいランナー、6区肢体不自由ランナー、7区健常ランナー(男)、8区車いすランナー(女)で襷をつないだ。この大会は、日本財団パラリンピックサポートセンターのキャッチフレーズの「I enjoy!」の精神を大切にし、すべての人がスポーツを心から楽しむための環境をつくるきっかけになることを願い開催されたものである。
優勝はベリーグット栃木(栃木県)。選手たちが輪になって喜びを爆発させている姿が印象的だった。
また、優勝チームだけでなく、すべてのチームの選手が互いを応援しあい、全力を出し切り、襷をつなぐ姿は、観客である私たちに感動を与え、「よし、自分も頑張ろう」という大切な気持ちを呼び起こしてくれたと感じる。一方、大会途中に障がい者スポーツである車いすバスケットボールを、吉本興業所属芸人が体験するイベント等があり、多くの人が障がいや障がい者スポーツについて知る貴重な機会になったと思う。

最後に大会後、出場した2名の選手にインタビューをさせていただいた。

半谷静香(はんがいしずか)選手(福島ピーチダイヤモンド)
視覚障がい者柔道(ロンドンパラリンピック7位、リオパラリンピック出場)、1区、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社所属
■半谷選手
「沿道の声援が本当に力になりました。伴走者として支えてくれた原徳子さんのおかげもあり、走る楽しさも味わえました。2020年東京パラリンピックでは本職の柔道で活躍できるよう頑張ります。」

高室冴綺(たかむろさき)選手(東京わくわくエンジョイ)
車いすテニス、8区で2大会連続区間賞、株式会社スタートライン所属
■高室選手
「応援もあり、今年も区間賞を取ることができました。本当にありがとうございました。今年は挑戦の年。2020年東京パラリンピックにむけて全力で頑張ります!」
彼女らは純粋にアスリートであり、オリンピックという目標に向かって本気で努力している。今回の大会に出場した多くの選手の努力を含め、それが報われて成功した時、そこに障がい者、健常者の違いはなく、筋書きのないドラマが人々を感動させる。改めてスポーツの力を再確認させられる、非常に有意義な大会であった。
(text & photo by Seiji)

パラ駅伝in TOKYO 2017
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