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『パラリンピアンの宝庫!』木山由加のUniversity of Illinois滞在記2

2017.06.09

イリノイ大学の練習は朝が早い。
5:30には起きて、8:00にはスタートする。
チームを率いるのは、自身もパラリンピックの出場経験のあるAdamコーチだ。大学で教鞭もとっている。

 競技場までの移動は大学から自走していく。一般道を列になり、車いすレーサーの後ろに2m強ほどの高さもある旗を立て、道が悪かろうがリスが出てこようが、気にも留めず走る。競技場までは約2km。往復で4kmほどである。
 街の人が慣れているせいか、道路を走っている時に日本とは異なり、クラクションなどは鳴らされない。日常生活においても、車いすの人には道をゆずり、また声をかけてくれるのがアメリカンスタイルである。日本にも徐々に心のバリアフリーは浸透しつつあるが、アメリアのオープンマインドには見習うべきところがある。

 競技場につくと、各自肩回しなどを入れながらウォーミングアップが始まった。列をなすこともなく、自由である。その後のメニューはその場その場でAdamコーチからの指示がある。先の見通しと終わりを明確にした方が安心する日本人としては不安である。
 日本の練習では、400m×10本などの繰り返しが多く、分かりやすいものであるが、イリノイ流は50mで刻み、ほとんど繰り返しは行わない。
休み(静止)の時間もほとんどなく、それぞれ1セットずつ。どんどんメニューが変わっていく。気が付けば9:30となり、1時間30分で練習が終わってしまった。

 その日その日で競技場、外周、ジムに行くメンバーも変わり、短距離、長距離が分かれずトレーニングする日もある。

オールラウンダーTeam USAの秘訣だ。