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『パラリンピアンの宝庫!』木山由加のUniversity of Illinois滞在記3

2017.06.14

 本日の天気も快晴、気温は日本よりも少し高いくらいで、湿度はちょうど良い。
 なぜ、長時間のフライト、言語の壁があろうとも、木山はアメリカにこだわるのか。その理由を聞いてみた。
 「アメリカでは、練習のOnとOffの切り替えが日本よりもはっきりしている。大会が近くなれば競技の話もするけれど、生活の中では障害クラス関係なくフラットに話ができる。先輩も後輩も関係なく。コーチに対する絶大な信頼関係をみていて学ぶことも多い。自分の体調に合わせて自由に練習の参加形態を決められるところも良いところ。日本では頑張りすぎでケガをしてしまうことが多いから。短い時間で集中して行えるところも自分のスタイルに合っている。」
 確かに、アメリカでは年齢による上下関係を重視している様子は、日本ほど見られない。もちろん尊敬も感じられる。が、日本ほど他者と比べることに重きを置かず、自分は自分、という自尊心を大切にしているように感じた。
 Adamコーチは、練習後の選手との面談も行い、また、前任のMarty氏から引き継がれた理論に基づくコーチングをしている。困ったことがあればすぐAdamコーチに相談している選手達を見て、「言える環境」、「言いやすい環境」を徹底していることが見てとれた。
 アメリカンスタイルは、「まずやってみる」。障害や身体症状を見て、無理だと決めつけず、徐々にできることから行うこと。先入観を取り払い、実行することはなかなか難しい。無理をせず、長期的なゴールを見据え、スモールステップを決めて行うことが重要だと、選手の1人は言う。以前、オーバーワークでケガに苦しんだことがあったが、そこから何をするのか。今はコーチとの相談の元、1年で肉体改造を計画している。
 2020年をまずは見据え、世界は既に動いている。