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車いすテニス、シングルス・ダブルス決勝戦!~Kanagawa Open 2017~

2017.08.23

8/12、神奈川県厚木市にある南毛利スポーツセンターにて、Kanagawa Open 2017の決勝戦が行われた。この日は11日の涼しい気候とは打って変わり、蒸し暑い日となった。

午前10時から男子・女子のシングルス決勝、午後1時から男子・女子のダブルス決勝が見られるという、豪華な一日であった。まずはシングルスの決勝、男子ではKanagawaOpen初出場の海外選手、Ho Won Im(ホ ウォン イム)選手が、パラリンピアンである齋田選手を6-1、6-2のストレートで打ち取った。
隣のコートで行われていた女子シングルス決勝では、大谷桃子選手と深澤美恵選手が熱戦を繰り広げていた。前日に高室選手と3時間を超える試合を終え、疲れが残っているはずの深澤選手だが、冷静なリターンで大谷選手を左右に振り、客席を魅了していた。しかし大谷選手も打点の高いサーブ、さらには返球において緩急を使い分け、深澤選手に6-4、6-2で勝利した。実は大谷選手も、男子シングルス優勝者のHo Won Im 選手と同様、KanagawaOpen初出場である。
KanagawaOpen2017年のシングルス優勝は、男女ともに初出場の選手が勝ち取った、記念すべき日となった。
午後のダブルスでは、シングルスの試合を終えたHo Won Im選手、大谷桃子選手も出場した。ダブルスの面白いところは、味方同士のコミュニケーションが勝敗にも影響してくるという点だ。試合中、味方同士の中間に打たれるボールをどちらが取りに行くのか、どちらが後ろに下がるのか。相手から放たれる打球を、一瞬で判断することはもちろん、ボールを目で追い、車いすを操作しながら、味方の位置をも把握しなければならない。
男子ダブルスにおいては、チェアワークの上手さ、打球の速さに圧倒され、決勝戦のレベルの高さを感じた。
KanagawaOpenの行われた南毛利スポーツセンターは、テニスコートが12面ある。12面それぞれが隣り合った場所にあるため、観客は移動せずに同時進行で行われている試合を観戦することができる。また、直前まで試合に出場していた選手や、パラリンピアンが近距離で他の選手の試合観戦をしており、車いすテニスのファンとしてはたまらない。近くで選手を見ることができる、貴重な大会である。

来年のKanagawaOpenも、今から楽しみだ。
大会結果は以下の通り。

【男子シングルス】
優勝 :Ho Won Im選手
準優勝 :齋田悟司選手

【男子ダブルス】
優勝 :Ho Won Im、Chiol Yong Anペア
準優勝 :水越晴也、竹田浩之ペア

【女子シングルス】
優勝 :大谷桃子選手
準優勝 :深澤美恵選手

【女子ダブルス】
優勝 :大谷桃子、船水梓緒里ペア
準優勝 :須田恵美、高室冴綺ペア

■神奈川県車いすテニス協会HP
■去年のKanagawa Open 2016の記事はこちら
■同大会の8/11の記事はこちら