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その魅力を体感せよ!「ラポールの祭典2017」

2017.09.21

 9月3日、障害者スポーツ文化センター横浜ラポールで行われた「ラポールの祭典2017」。このイベントではいろいろなスポーツの体験会をはじめ、写真展や講演会なども行われる。障がいの有無に関わらず多くの人が会場に駆け付け、開館25周年にふさわしい盛り上がりを見せた。

 この日の午前中、記者は「「聞こえない世界」をのぞいてみよう!」ということで、ミニ手話教室をのぞいた。「バナナ」や「ラーメン」は、手の動きを見たらすぐに想像できるもので、「これならいけるかも!」と思ったがそれもつかの間。例えば「遊びに行きたい」は、「遊ぶ」「行く」「〜したい」の3つの動作から成り立っており、初めて手話を教えてもらう記者にとっては覚えるのがなかなか大変そうだ。和気あいあいとした雰囲気の中、たくさんのお客さんが思い思いに手話を楽しんでいるようだった。続いてデフバスケットボール日本代表の山田洋貴(やまだひろき)選手によるミニ講演会を見学。前に立って話す山田選手の表情は生き生きとしていて、前向きになれるようなお話をたくさん聞くことができた。
 午後には電動車椅子サッカーの体験会に参加。列に並んでいると、隣に座っていた男の子が「電動車椅子すごく速いから難しいんだよ」と教えてくれた。実際に乗ってみると男の子の言っていた通りだ。操作しようと思って手元のレバーを少し押してみると、予想以上の速度が出た。また操作時の手がぶれがそのまま車椅子に伝わってしまって難しい。それでも軽くコツをつかんだところでボールを蹴ってみることに。車椅子の回転を利用してボールを蹴るのだが、思い切って助走をしてボールに向かっていく姿勢が大切だと感じた。勢いよくゴールが決まった瞬間は、まさに快感だ。
 今回の電動車椅子サッカーのイベントは、Jリーグの名門である横浜F・マリノスも協力体制にある。横浜マリノス株式会社の佐々木さんは「障害がある人もない人も今日電動車椅子サッカーを体験して、サッカーの魅力に触れたと思う。こうやってサッカー界全体が盛り上がっていけたら」と話す。そして電動車椅子サッカー日本代表の三上勇輝(みかみゆうき)選手は「重度の障がいがある人が集まっているけれど、みんな真剣にサッカーに取り組んでいる。「今すごい合ったね!」っていう瞬間は一番うれしい」と笑顔を見せた。
 実際に見たり体験したりすることでしか分からない、その競技の魅力がある。記者も今回初めて電動車椅子サッカーに挑戦して、純粋におもしろいと思った。その気持ちを一人でも多くの人に知ってほしい。そう強く思った今回のイベントだった。
(Text & Photo By たな)

障がい者スポーツ文化センター横浜ラポール
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