TOP現地レポート記事一覧 > 現地レポート詳細

第37回サッカー競技~第51回全国ろうあ者体育大会②~

2017.10.04

2017年9月23日、静岡県に位置する清水ナショナルトレーニングセンターにて、サッカー競技が行われた。9:00から西ピッチでは福岡VS茨城、東ピッチで大阪VS東京の試合が同時スタートした。
本大会は第37回サッカー競技として行われ、他に愛知県、埼玉県、神奈川県の全7都道府県から選手が集まった。
第1試合は何と言っても、今年行われたばかりのデフリンピックサムスン大会2017で旗手を務めた、古島(ふるしま)啓太キャプテンの率いる大阪チームと、こちらも同じくデフリンピアンのフォワード松本弘選手が所属する東京チームの対戦が白熱した。東京チームは前回の第36回秋田大会での準優勝チームであり、過去直近の大会では33回、34回大会で優勝している。東京チームが序盤から攻めるかと思われた。しかし、大阪チームのキャプテン古島選手が大声を出し、チームを中盤から積極的にコントロールしていく。前半は0-0でどちらも決定打のないままハーフタイムへ。
デフサッカーと言えど、全く声を出さず静かなわけではない。もちろん健聴者のサッカーと同じように、プレーが途切れた時には仲間同士で戦術、動きの確認を行う。ただその時に、声を使う選手もいれば、手話を使って指示を出す選手がいるという違いがあるだけだ。そして今回の取材の中で分かったことがある。サッカー経験者であれば、「オーバーラップ」などの細かな指示でも、サッカー用語の手話がなんとなく分かることである。他にも、指示が聞こえにくい分、選手たちはプレー中に首を振り、周りの状況を確認する技術に長けているのではないか、と感じた。
後半は、大阪チームの古島選手がディフェンスの裏へ抜け出し1点を先制すると、さらに中島大介選手が中央近くから追加点を決め、そのまま大阪チームが守りきり、試合終了を迎えた。

デフサッカー日本代表チームは年間を通して合宿を全国各地で行っているので、自分の家の近所で行われる際には是非一度足を運んでいただきたい。サッカーの魅力に改めて気が付くはずだ。

【結果】
優勝  埼玉
準優勝 福岡
第3位 神奈川

次の記事はこちら「大会を支える人・モノ「第37回陸上競技」~第51回ろうあ者体育大会③~」

第51回全国ろうあ者体育大会in静岡

一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会