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大会を支える人・モノ「第37回陸上競技」~第51回ろうあ者体育大会③~

2017.10.05

2017年9月23日(土)、静岡県草薙総合運動場にて、第51回ろうあ者体育大会の競技種目、第37回陸上競技が行われていた。
トラックでは100m走が1部、2部の同時スタートで行われていた。1部は39歳以下、2部は40歳以上の壮年の部とされているが、40歳以上でも一般(1部)への出場が認められている。女子100mが先に行われ、男子100mが続けて行われた。
女子の参加者は1部と2部1名ずつで2名。続けて行われた男子100mは1部4名、2部3名の合計7名でスタートした。
ろうあ者の陸上競技では、「光」でスタートを判断する機器が使用されるが、今大会では、静岡県内各地で開催されている他のろうあ者競技で使用するため、台数の関係上使用していなかった。代わりにスタート時にピストルからの発光と、ピストルと連動したスピーカーの音により、スタートが分かるようになっていた。健聴者の陸上のスタートでは、ピストルは上に向けて放たれるが、今大会ではスタート時に選手の視野に入るよう、スターター(スタートのピストルを撃つ人)はイスに座り、低い位置でピストルを撃っていた。そして、今大会ではフライングは2回まで認められて(通常は1回まで)いた。
また、審判の指示を選手に伝える手話通訳が常に会場のいたるところにいた。手話通訳の方は、地元の手話サークルで募集されたり、他に大学生も参加しているとのことだった。記者がろうの選手に話しかける際には、いつも手話通訳の方が快く通訳してくださり、どこの競技会場でもコミュニケーションの壁を感じることは無かった。
サッカー競技においても、主審副審以外に、コートの外に旗を持っている審判員・補助員が数名配置されており、主審の笛に反応して旗を振り、プレーの停止を目視で分かるようにされていた。
改めて、スポーツをするということには多くの協力が不可欠であると感じた日になった。

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第51回全国ろうあ者体育大会in静岡

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