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第51回卓球競技~第51回全国ろうあ者体育大会⑤~

2017.10.07

本大会の行われる前の7月、デフリンピックサムスン2017で女子選手が銅メダルを獲得し、ろうあ者卓球界に朗報をもたらした。そのことも益々卓球人気に拍車をかけ、競技の行われている体育館は、選手で溢れていた。

今大会には、デフリンピアンの髙岡里吏(たかおかりさと)選手、川﨑瑞恵(かわさきみずえ)選手も出場していり、また一般の部とシニアの部、団体戦、ダブルス、シングルス共に競技者が多く参加していた。シニアの部は40歳以上となっているが、参加者は任意で一般の部に参加することができる。ろうあ者体育大会ではいずれの競技も、ろうあ連盟の会員であることが、参加の条件になっている。
9月23日(土)には団体戦とダブルス、9月24日(日)はシングルスが行われた。
高岡選手と川﨑選手に、シングルス1戦目直後に話を聞くことができた。
―記者
デフリンピックサムスン2017を終えてから、国内では初めての大きな大会だと思いますが、今の心境はいかがですか?
―高岡選手
6月の関東大会では優勝できなかった団体戦で、昨日(9月23日)東京チームとして力を出し切って優勝することができました。シングルスでは今大会で7回目の参加になりますが、まだ優勝はしたことが無いので、練習してきたことを全部出して優勝を狙いたい。
―川﨑選手
デフリンピックでメダルは獲得しましたが、(日本)代表の練習は続いており、また大学の試合もあり、緊張はずっと続いている感じがしています。デフリンピックが終わってほっとした気持ちも少しありますが、今大会もプレッシャーを感じながら参加しています。
2名の選手とも、デフリンピック終了後、既に先を見据えているようであった。

会場にいた、ろうあ者卓球の関係者は「聴覚障がい者も健聴者と同じルールで行っており、聞こえない人も聞こえる人と一緒に競技できるということを広めたい」と熱く語っていた。

2017年11月3日には東京都にて、一般社団法人日本ろうあ者卓球協会が主催する「全国ろうあ者卓球リーグ戦」の後期リーグが行われる。本大会は健聴者も参加でき、健聴の場合は耳センをするというルールが設けられている。また、健聴者だけでなく、今回は海外からも10名の選手が参加することが決定している。聴覚障がい者、健聴者だけでなく、海外の選手とも交流ができることは、「スポーツ」の醍醐味として大変興味深い。皆さんも会場に足を運んでみて「一緒に競技を行う」ということを肌で感じてはいかがだろうか。
【シングルスの結果】
■男子シングルス(一般の部)
優勝  伊藤優希選手
準優勝 大室達也選手
3位  川口功人選手

■男子シングルス(シニアの部)
優勝  田山恭志選手
準優勝 宮本康雄選手
3位  渡辺房雄選手

■女子シングルス(一般の部)
優勝  髙岡里吏選手
準優勝 川﨑瑞恵選手
3位  長田恵選手

■女子シングルス(シニアの部)
優勝  加藤裕美選手
準優勝 酒井榮子選手
3位  中村美智子選手

一般社団法人日本ろうあ者卓球協会
全国ろうあ者卓球リーグ戦
第51回全国ろうあ者体育大会in静岡
一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会