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第1回兵庫障がい者サッカー交流会『7つの個性を今、1つに』

2017.10.18

10月8日、兵庫県立障害者スポーツ交流館にて第1回兵庫障がい者サッカー交流会が開催された。この交流会は、障がいの有無、障がいの種別を超えて、サッカーを通して交流を行うことを目的に初めて行われたものであり、ブラインド(視覚障がい)、アンプティ(切断障がい)、電動車椅子(重度障がい等)、知的、聴覚、メンタル、脳性麻痺の7つの障がい者サッカーの団体と健常者のサッカー部の高校生たちが参加。多種多様な個性を持つ約100人がアンプティサッカー、電動車椅子サッカー、ブラインドサッカーの体験会やミニサッカー大会を通して交流し合った。
プログラムの最初に障がい者サッカーのデモンストレーションと体験会が行われた。
体験会に参加した知的障がいの子供たちや健常者の高校生たちは、難しそうにアンプティサッカーの杖(クラッチ)をついたり、電動車椅子を操縦したりしながら懸命にボールを追いかけていた。

そしてその後のプログラムである、交流ミニサッカー大会では、知的障がい、聴覚障がい、精神障がい、脳性麻痺、健常の方々が混合チームとして1試合5分の試合を行った。障がい者と健常者でパスをつなぎ、ゴールを決めていく姿を見ながら、記者は改めて障がいの有無に関わらず全ての人が共に生きる、インクルーシブ社会への期待を感じた。
試合を終えた知的障がいの男の子に記者が話を聞いてみると、「今日の試合、僕はとても楽しかった。でも、女の子や障がいの程度によっては強いボールが怖い子もいるし、パスを出すのが苦手な子もいる。その(レベル)の差をうまく調節しながら今後、健常者と障がい者の交流をもっともっと増やしてほしい。みんなでパスをつないで入ったゴールはやっぱり嬉しいから!」と元気良く語ってくれた。優秀なアスリートの風格を感じさせるほどであった。
また、健常者の高校生は「こんな機会初めてだったけど、とても楽しかった。パスもうまく通ったし、ゴールも決めることができた。学校でも障がい者との交流は全然ないから、とてもいい経験になった。また障がい者の人たちと試合をしたり、交流をしたいと思えた。」と汗を拭いながら話してくれた。
一方、子どもたちに体験を行われた団体の方々も、「色んな障がいの人たちとお互いを知ることができて、とてもいい機会だった」とお話しされていた。

7つの団体が一堂に会するサッカー交流会は今回が初めてだったため、運営された方々は「どうなるか不安だけど‥。」と話されていたが、障がい者サッカーの今後に向けて、最高のスタートをきったのではないかと強く感じた記者であった。
(Text & Photo by Rikarun)

第1回兵庫障がい者サッカー交流会
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