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2017年 車いすフェンシング日本選手権大会③男子フルーレ(MIX Category)決勝

2017.10.23

2017年 車いすフェンシング日本選手権大会 男子フルーレ(MIX Category)決勝。
準決勝を勝ち抜いた安 直樹選手(カテゴリーA)と藤田道宣選手(カテゴリーB)の戦いとなった。
安選手は準決勝で同じカテゴリーAの加納慎太郎選手を15-6で破り、
藤田選手は恩田竜二選手(カテゴリーB)を15-10で破り決勝戦に勝ち上がった。

決勝戦を競う安選手と藤田選手は共に関東勢でもあり、普段の練習の時には剣を交わすこともある。
お互いの手の内や癖を知られているため戦いにくい相手であるともいえるだろう。
舞台上で試合の準備に入る両選手の姿に観客の注目が集まる。
試合前、マスクをする前の表情は共に冷静だが、徐々に緊張感が高まっていくよう見える。

試合がスタートする。
最初のポイントは藤田選手が取ったが、すぐ安選手がポイントを返し1-1となる。
その後、安選手は、ほぼ1秒ごとにポイントを奪い、試合開始から17秒で11-1と引き離した。
ここまでなかなかプッシュが取れなかった藤田選手も反撃をし、1ポイント返し11-2としたが、安選手はすかさずポイントを返し12-2とした。
安選手がポイントを重ねる中、藤田選手も粘り強く相手の隙を狙い攻める。
カウントは12-2、12-3、13-3となり藤田選手がじわりじわりとポイントを取る。その度に応援の掛け声も高まる。
ほぼ同時に突いた際には、体全体を使い審判に先に突いたほうが自分だとアピールする選手。アピールする声にも気迫がこもる。

残り時間2:19には14-4となり、安選手は勝利まで目前。
ここでも藤田選手は諦めずプッシュし、14-5。
しかし最後は安選手が決め15-5で決勝戦をものにし、優勝した。
試合後、安選手は「メインはフルーレではなくサーブル」と話していたが
今日のフルーレの試合は「気持ちも体もコントロールしながら試合が出来た」と語った。
「まだまだ課題があり50%の出来」ということだったが、11月の世界選手権に向けての課題が出来たと今後に向けて意欲をみせた。