TOP現地レポート記事一覧 > 現地レポート詳細

「第17回第全国障害者スポーツ大会 2017笑顔つなぐえひめ大会」勝ち負け以上の価値

2017.11.07

2017年10月28日(土)~30日(月)に、愛媛県で「第17回第全国障害者スポーツ大会 2017笑顔つなぐえひめ大会」が開催された。
この大会には、各都道府県で行われる予選大会の結果により選ばれた選手たちが出場している。今大会は、個人、団体合わせて13の正式競技に加えて、3つのオープン競技が行われた。
今回は、陸上競技とオープン競技で行われた精神障害者フットサルを紹介する。
■陸上競技
陸上競技は、松山市にあるニンジニアスタジアムで行われた。陸上競技は、大会の中でも最も参加者数が多く、参加者全体の3分の1にあたる約1,000人が出場するメイン競技だ。会場では、一般の陸上大会では行われないソフトボール投や車いすで行うスラロームなど、全国障害者スポーツ大会ならではの種目を見ることができる。
出場地に関わらず、同じ種目で戦った選手たちが談笑している姿をよく見かけた。全国障害者スポーツ大会は、競技を行うだけでなく、同じスポーツを楽しむ仲間との交流の場にもなっている。
陸上競技は、台風の影響を受け、29日午前中の競技が中止になるなど厳しい条件での戦いとなったが、選手たちはそれぞれ全力を出し切ったことだろう。
■精神障害者フットサル
精神障害者フットサルは、10月28日(土)~29日(日)の日程で、西条市にある「ビバ・スポルディアSAIJYO」で行われた。今大会は、全国障害者スポーツ大会と「第2回ソーシャルフットボール全国大会」を兼ねて行われた。「ソーシャルフットボール」は、精神障害者フットサルとサッカーの総称だ。
大会には地域予選を勝ち抜いた10チームが参加し、2グループの5チーム総当たり戦で、予選が行われた。各グループの1位が決勝戦を戦う。
前回王者が地域予選で敗退した今大会は、どのチームが優勝するのか全く予想ができない大会となった。

予選の注目カードは、関東地区代表のFC PORTと北海道地区代表のリベルダージ北海道(以下、リベルダージ)のゲームだ。
1回戦でFC PORTは圧倒的な攻撃力を武器に鳥取選抜を10-0で破り大勝。リベルダージは、攻撃、守備共に安定した戦いでYARIMASSE大阪を5-2で破った。
FC PORTは、序盤からドリブル、パスにスピードがある3人の選手が中心となり攻撃を組み立てていくが、リベルダージが粘り強い守備でFC PORTを自由にプレーさせない。後半にFC PORTがリベルダージのゴールをこじ開け1点を先制すると即座にリベルダージは攻撃にアクセントを加えるべく前線の選手を交代する。この交代が功を奏し、交代選手がヘディングでゴールを決め、同点に追いついた。拮抗した勝負は、このまま1-1の同点で終了した。
予選リーグの結果、FC PORTが得失点でリベルダージを上回り、決勝は、千葉県のEspacioと神奈川県のFC PORTの組み合わせとなった。
決勝戦では前大会準優勝のEspacioの攻撃力が大爆発。FC PORTを1-8の大差で下し、初優勝を飾った。

オープン競技は、大会ごとに実施される競技が変わる。「全国障害者スポーツ大会」という全国規模の大会と同時に行うことで、認知度向上や選手発掘など、競技の普及・振興を図ることができる。今後の大会でどんなスポーツがオープン競技で行われるのかにも注目だ。

○精神障害者フットサル結果
優 勝 Espacio(千葉県)
準優勝 FC PORT(神奈川県)
第3位 リベルダージ北海道(北海道)、エストレージャ愛知(愛知県)

​全国障害者スポーツ大会公式HP
​日本ソーシャルフットボール協会