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「パラフェス2017~UNLOCK YOURSELF~」開催!

2017.11.20

今年で2回目の開催となる「パラフェス2017~UNLOCK YOURSELF~」(日本財団パラリンピックサポートセンター主催)が11月15日、両国国技館で行われた。

「パラフェス(ParaFes)」は、 パラスポーツの普及啓発を目指し、スポーツと音楽をベースに開催されている。伝統芸能からデジタルまで多角的なカルチャーを織り交ぜた、 新感覚のエンターテインメントイベントだ。
今年のテーマは冬ということで、来年3月に第12回目となる冬季パラリンピック大会・韓国平昌(ピョンチャン)での活躍が期待される選手も登場。多くの方々に競技の魅力を伝え、関心を深めることができるイベントとなった。
オープニングでは歌舞伎役者の中村壱太郎(かずたろう)さんがパラリンピックの歴史等について口上を行なった。
続いて、幻想的な光のパフォーマンスの中、リオ大会の閉会式で楽曲を披露した両手のないブラジル人アーティスト、ジョナタ・バストス(Johnatha Bastos)さんのギターとピアノの演奏が鳴り響いた。
その間、会場の観客席では、予め座席に配布されていたリストバンドがパラリンピックのシンボルカラーである赤青緑の光を放っていた。この3色はスリーアギトスと呼ばれ、ラテン語で「私は動く」という意味がある。赤は心、青は肉体、緑は魂を表し、どんな困難にあっても諦めず限界に挑戦し続けるパラリンピアンの精神を表している。
パラリンピックサポートセンター会長の山崎康氏らの挨拶が行われた後、応援ゲストとして俳優の斎藤工さんが登場。
平昌パラリンピックの競技紹介VTRが流れた。
「The Change Maker」
平昌では6競技80種目が行われ、世界50の国々からパラアスリートが集結予定だ。
そして斎藤さんと、平昌の出場を目指すスノーボーダーの成田緑夢選手の対談VTRの一部も紹介された。

いよいよゲストパラアスリート第一弾として、パラアイスホッケーの須藤悟選手、高橋和廣選手、安中幹雄選手が登場。
パラアイスホッケーは2010年銀メダルを獲得したバンクーバー大会以来2大会ぶりの出場が決まっている。
この競技は、下肢に障害のある選手がスレッジと呼ばれる専用のソリに乗り、両手にスティックを持ってゴールを奪い合う。スレッジ同士がぶつかりあう際火花が出るほどの激しさから氷上の格闘技と呼ばれている。
「東京2020ばかり話題となるが、平昌にも注目して欲しい」と安中選手は言う。
ゲスト第二弾として、パラアルペンスキーから森井大輝選手、狩野亮選手、鈴木猛史選手の3選手が登場した。
ステージ上には選手の使用する競技用具が運び込まれた。選手はスキー板の上に各々の体格にカスタマイズされた専用シートを乗せたチェアスキーに乗り競技を行う。
これまでに3選手が獲得したパラリンピックのメダルはなんと11個。
彼らの平昌の最大の目標は日本チーム表彰台独占だそうだ。
「目標を達成するためにも多くの皆さんの応援が欲しい」と森井選手は熱く語った。

他には、全盲のミュージシャン木下航志さんやHIFANA、WANIMAのライブが行われ、会場は大いに盛り上がった。
観客からは、パラリンピックへの興味がすごく湧いてきた、是非応援したいとの声が聞こえた。
平昌パラリンピック開催は来年2018年3月。夏季競技だけではなく、冬季競技でも日本選手達の活躍を期待したい。
(Text & Photo by Junco)