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2017 Peace Cup 第28回 国際・国内交流車いすテニス大会〜医科学サポートブースに密着〜

2017.12.03

2017年11月16日(木)〜2017年11月19日(日)に広島県広域公園テニスコートでPeace Cup 国際・国内交流車いすテニス大会が開催され、11月16日(木)・17日(金)の2日間は広島大学病院スポーツ医科学センターのサポートチームが、選手のサポートブースを設置した。昨年から始めたサポートブースは大人気で、2年連続での活動になる。今年はさらにメンバーを増やし万全な状態で選手を迎えていた。
ブース内は超音波エコーによる靭帯・軟骨の異常チェックや心身へのリラックス効果が期待できる高圧酸素カプセル、充実した競技生活を支えるためのメンタルトレーニング指導や個人相談を実施していた。他にも高速ビデオカメラを用いたフォームチェックの可視化確認により、技術的課題を効果的に明らかにできるブースも設置されていた。
特筆すべき点は、今年から新たにアンチ・ドーピング対策ブースが設けられたことである。ドーピングをすることはアスリート自身の社会的信用を失うだけではなく、スポーツの価値を損なうことになりかねない。「ドーピングをするつもりはなく、知らなかった。」では済まされない問題だ。そのために選手自身や指導者も最低限のドーピング知識が必要だと考える。その最新情報を伝える役割を担うアンチ・ドーピングの知識を持った薬剤師はスポーツファーマシストとして認定されており、全国に約6000人いる。”アンチ・ドーピング”とネットで検索すると、自分の住宅付近にいるスポーツファーマシストを探せるシステムがあり直接相談しに行くことができるため、多くの選手に活用して欲しい。

今年の医科学センターサポートブースの利用は選手に限らず、指導者の訪問も多く見られた。科学的な知識を持つことは、障害者スポーツの分野における指導者にも必要なことであるため、これからさらに医科学サポートチームと指導者との連携が大切になり、両者ともに選手へのサポートに力が入ることだろう。
(Text & Photo by Rika)