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2018年平昌パラリンピック直前!パラアイスホッケー日本代表チーム

2018.01.10

今年3月9日から18日に行われる「平昌2018パラリンピック冬季競技大会」(以下、平昌大会)に出場する、パラアイスホッケー日本代表チーム。
今回、昨年12月22日から24日に長野県岡谷市「やまびこスケートの森 アイスアリーナ」で行われた第10次強化合宿を訪ね、練習風景や 平昌大会への意気込みを選手や監督に直撃した。
パラアイスホッケーは昨年、「アイススレッジホッケー」から名称が変更された。ルールはアイスホッケーとほぼ同じだが、スレッジと呼ばれるそりに下半身を固定した状態で乗り、左右の手にスティックを1本ずつ持ち試合をするのが大きな違いだ。
合宿では、パスを行ったり、2チームに分かれ試合形式の練習を行っていた。選手は下半身をスレッジに固定するため、目線の高さは大人の腰のあたりになる。試合形式の練習ではリンクの壁にスレッジが衝突した音が響き、さらに体当たり(ボディチェック)が認められており、迫力がある。まさに「氷上の格闘技」と称されるのにもうなずける。
チーム最年少の塩谷吉寛選手はこのボディチェックの激しさから伝わる迫力がパラアイスホッケーの大きな魅力だと話す。選手たちの士気も高まり、観客の声援にも力が入っていくという。
日本代表チームは2012年バンクーバー大会以来、2大会ぶりの出場となった。バンクーバー大会では過去最高記録となる銀メダルを獲得したが、2014年ソチ大会への出場を逃した。この期間、去っていった選手もいたが、若い選手が入ってくることは少なかった。チームの平均年齢は41歳。強豪チームであるカナダやアメリカは若い選手が多いが、若さだけがチームの強さではない。現在、日本代表チームの強みは「安定感」だと中北浩仁監督、さらに須藤悟キャプテンは話す。
長年、選手たちは競技に関わっているため、他のチームよりも経験が豊富だ。チームには4度大会出場を果たした選手もおり、場に慣れていることは体格やセンスでは補えない強みとなる。多くの選手が大会を経験し、長年付き合ってきた仲間同士だからこそ、「安定感」は生まれた。
平昌大会に向けた練習について、中北監督はモチベーションを持続するために1月はペースを落とし、2月は徐々に上げていき3月の大会で頂点に持っていけるようにしたいという。また、チーム内での競争意識を持つことで、選手たちのレベルを高め、チーム全体の強さに繋げていくのだと話す。
強化合宿はスケート場で行われており、一般の見学も可能となっている。
日本パラアイスホッケー協会の公式ホームページでは練習状況が随時更新されている。ぜひ一度はパラアイスホッケーの迫力をその目で感じてほしい。
(Text & Photo by うみのたぬき)

一般社団法人日本パラアイスホッケー協会HP