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「いざ、最高峰の舞台へ」第20回ボッチャ日本選手権大会~西日本ブロック予選会~

2018.07.19

2018年7月14日~15日に、ジップアリーナ岡山(岡山市)で、「第20回ボッチャ日本選手権大会~西日本ブロック予選会~」が開催された。

7月上旬の西日本豪雨により、会場のある岡山県も甚大な被害を受けた。ボランティアが参加できなくなるなど、今大会の運営にも影響が出ている。

ボッチャ日本選手権大会は、前大会の上位入賞選手と、東日本ブロック、西日本ブロック予選会の成績上位の選手のみが出場することのできるボッチャ最高峰の大会だ。
西日本ブロックは、東海、近畿、中四国、九州の4つの地区が対象となっている。

競技は、B1、B2、B3、B4、オープン座位、オープン立位の6つクラスで個人戦が行われた。
3人~4人一組のグループで総当たりのリーグ戦を行い、各グループ1位の選手が、本大会出場権をかけたプレーオフトーナメントに進む。

クラス分けについては、以下のとおり。
(BC1)・車いす操作不可で、四肢・体幹に麻痺がある脳性麻痺者
    ・下肢で車いす操作可能な脳性麻痺者
    ・必要な場合のみ、アシスタントをつけることができる
(BC2)・上肢で車いす操作可能な脳性麻痺者
(BC3)・投球不可のため勾配具(ランプ)を使用
    ・アシスタントをつけることができる
(BC4)・BC1、BC2と同等の機能障害がある脳性麻痺以外の重度四肢麻痺者
    ・足蹴り選手のみ、アシスタントをつけることができる
(オープン座位・立位)※B1~B4のクラスに該当しない者
    ・座位は、車いす使用者及び投球時の姿勢が座位となる者
    ・立位は、投球時の姿勢が立位となる者
    ・足けり選手のみアシスタントをつけることができる
選手たちは、ボールを保持するための用具として、車いすにボールバッグを取り付けたり、オリジナルの台を使用するなどしている。選手それぞれの身体状況に応じた工夫がされているため、1つとして同じものはない。
BC3のクラスは障害が最も重いクラスで、アシスタントが勾配具(ランプ)の調整を行う。アシスタントは、決して試合状況を見てはいけない。選手の言葉や表情の細かな動きから意図を把握し、スピーディーにランプを動かしていく。
その他のクラスでは、アシスタントは、ボールの握りや体幹保持のための姿勢の調整、ボールを投球場所に置くなどのサポートを行う。
プレーオフトーナメントを勝ち上がり、見事本大会の出場権を獲得した、BC2の片岡達翼(かたおか たすく/写真1枚目)選手にインタビューを行った。
兵庫県出身の片岡選手は、ボッチャを始めて今年で8年目。本大会への出場は、今回を含めて3回目となる。

記者: ボッチャの面白いところを教えてください。
片岡選手:
「自分の思ったところにボールがいって、ジャックにピタッとついた時に、『あっ、自分でもできることがあるんだな。』と感じたのがボッチャとの最初の出会いだったので、自分でできることをやれるというのがすごく楽しいと思います。」

記者:得意なプレーを教えてください。
片岡選手:
「ショートできっちりつけて、相手に点を取らせないことです。僕はパワーがなくて、他の選手のようにコートの端っこで勝負することはできないけど、ショートでちゃんと点を取って、ロングの時にはきちんとディフェンスをすることで勝てるのかなと思います。」

記者:本大会への意気込みを聞かせてください。
片岡選手「今年は初めて本戦で1勝利をしたいと思います!」

「第20回ボッチャ日本選手権大会」は、11月30日~12月2日に、福島県の福島市国体記念体育館で開催される。
今年の日本一は誰か。西日本の代表選手たちは、更なるレベルアップを誓い、本大会にのぞむ。
■本大会進出者
○BC1
塩路正明、末次泰尚、池田ひなの、山田裕太
○BC2
梅村祐紀、小藪雅人、尾崎擁、片岡達翼
○BC3
石橋享弘、吉良優希、加藤啓太、楠本大悟
○BC4
山本均、内田俊介
○オープン座位
深津和道、江崎匠、上野柊斗、清水邦之
○オープン立位
岩瀬創太郎、堀江美津子


一般社団法人日本ボッチャ協会HP