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「変わりゆくスタンダード」2018年近畿アンリミテッド・パラ陸上

2018.07.31

2018年7月20日(金)、ヤンマーフィールド長居(大阪府大阪市)で「2018年近畿アンリミテッド・パラ陸上」が開催された。
この大会は、障害の有無を問わず、誰もが参加できる陸上大会として今年で第2回目の開催となる。
一般参加者に加え、パラリンピック出場選手、元プロ野球選手やプロバスケットボール選手など、近畿圏を中心に約200名のエントリーがあった。
競技レベルの高い大会に比べ、今大会はゆったりと競技が進められていくため、陸上を始めて間もない選手にとっても参加しやすい大会であった。
投てき競技では、過去3度のパラリンピックに出場した藤田真理子選手(写真2枚目)が砲丸投げに出場。
トラック競技では、ロンドン、リオとパラリンピック2大会に出場した木山由加選手(オー・エル・エム・デジタル所属/写真3枚目)が快走した。
ビギナー選手にとって、トップ選手と同じ会場で競技を行うことは、刺激的でとても良い経験になったであろう。
今大会に参加したトップアスリートの一人である小西恵子選手(シーズアスリート所属/写真1枚目)は、大会についてこのように語った。
小西選手
「国内で行われる通常のパラ陸上の大会に劣らず、観客の方が多いと感じます。遅い時間までやっているということで社会人の方が来れたり、子供たちも参加できていいのかもしれません。私の友人も応援に来てくれていて、この後、仕事終わりにも見に来てくれる人もいます。選手は応援してもらえると力が出るので、たくさんの方に観てもらえる中で競技ができるのは嬉しいことだと思います。いつもの雰囲気と違って、ピリピリとしてるというよりも、陸上をみんなが楽しんでいるという感じがして、出場して本当に楽しい大会です。」

小西選手、藤田選手、木山選手は、今年10月にインドネシアで開催されるアジアパラリンピックの日本代表候補選手として、(一社)日本パラ競技連盟から推薦されている。
今大会は、選手たちの作り上げる雰囲気が会場を盛り上げ、観ている者を爽やかな気持ちにする大会であった。
陸上やトライアスロン、自転車競技など、枠組みを設けず誰もが参加できる大会が国内でも増えてきている。オリンピックとパラリンピック両方に出場する選手が出てきているように、障がいの有無に関係なく誰もが参加できる大会が、今後のスタンダードになっていくのではないだろうか。


近畿パラ陸上競技協会HP