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「展開の速さに目が離せない!」第21回夏パラバレーボール選手権大会

2018.08.04

2018年8月4日(土)、日本各地で40℃を超える猛暑日が続くなか、台東リバーサイドスポーツセンターにて『第21回夏パラバレーボール選手権大会』が開催された。

開会式には、アトラクションも組み込まれ、地元の2020年東京パラリンピックの応援校である小学生も参加し、会場の外では協賛企業の社員応援ブースが設けられるなど、2年後に控えたパラリンピックを見据えたパラスポーツを取り巻く環境の変化を感じることができた。

シッティングバレーボールには、コート内に6名、ネットの高さは1m5cm~1m15cm、通常のバレーボールコートは片側縦横9m9mに対し、5m6mという広さである。座ってプレーする、という言葉とは裏腹に、展開が速く、想像以上にコート内の動きが激しい。
第4試合、兵庫県に拠点を置く「Soul」VS 協賛企業による「チームNOMURA」の試合直後、現シッティングバレーボール女子日本代表キャプテンの西家道代選手(コスモトレードアンドサービス所属)にインタビューすることができた。
Q.「西家選手にとって、先月7月に行われた2018シッティングバレーボール世界選手権大会から帰国後、初めての大会ですが、所属チームSoulとしての意気込みを教えてください。」
A.「Soulとしては、本大会においては準優勝しかしたことがないので、もちろん日本一を目指しています!
小学生から年配の方まで、和気あいあいと、どんな方でも参加できる(国内では)唯一の大会ですので、出場するチームがそれぞれに楽しむことも重要だと思っています。」
また、Soulと対戦したチームがパラバレーボールのパートナー企業ということもあり、一選手としての思いもお聞きした。
A.「会社をあげ、チームとして参画していただけることがありがたいです。東京2020に向けて、競技をまずは知ってもらい、応援してくれる人が増えることが今は大切だと思っています。パートナー企業様によって、(パラバレーボールに関わったことのない)一般の人の目に触れる機会(広告や新聞など)が増加することも大変ありがたいですね。」

Q.「本日、試合を間近に観ることができ、迫力があるなと感じて見入ってしまったのですが、奥深さ、魅力をもっと教えてください!」
A.「シッティングバレーボールと立位のバレーボールでは、展開の速さが格段に違うところに迫力があります。コートの広さという点もありますが、6人の距離が近く、チームプレーも重要になってきます。選手同士の距離が近い分、ボール回しの展開も速いですし、ぜひ直接試合を観ていただきたいです!
そしてみんなで「楽しむ」ことも魅力の一つです。コートの中にはチームメイトが6人いますが、ネットを挟んだ相手も、ベンチも、みんな「シッティングバレーボールを楽しんでいる仲間」なんです。できない人のことはうまい人がフォローし合い、みんなが輝けるところがシッティングバレーボールの最大の魅力だと思います。」
大会はA、B、Cコートに分かれ、1点得点を決めるごとに両チームとも声を掛け合い、試合を楽しんでいた。周囲から観ていてもそのような雰囲気が伝わるような大会会場はそう多くない。だが、本シッティングバレーボールの大会においては、”敵味方関係なく”という言葉が本当に似合い、またゲームとして観ていても魅力を感じた。

最後に、本大会の目的を下記に記載しておく。
「この大会は、シッティングバレーボールを通じ、身体障害者と健常者のスポーツ交流・相互理解・共に生きる社会の輪を広め、バレーボールの競技力の向上と普及・振興を図り、心身共に健康で潤いのある豊かな生活の向上を図ることを目的とする。」