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パラ卓球アスリートによる、魅せる普及活動!「第2回JPTT ultimate team match」

2018.08.10

パラ卓球・立位クラスの有力選手らがプロデュースする、ある試み「第2回JPTT ultimate team match」が、練馬区にある中村南スポーツ交流センターで8月5日(日)開催された。
会場には近隣の親子連れを中心に、仲間同士など、自分のチーム・ユニフォームを着用したり、ラケットなどを手にした子供たちの姿もあった。

第1回目の試みは、昨年、日本のパラリンピック発祥の地・大分で始まった。
「(ハイレベルな)試合を間近で魅せることが一番の普及につながる!」と、第1回を企画、地元で開催した、ロンドンパラリンピック日本代表・板井淳記(旭化成)は言う。
2回目の今年は、リオパラリンピック日本代表、若きエースと評される岩渕幸洋(協和発酵キリン/写真トップ)が地元で企画を担当。パラリンピックを2年後に控える東京に舞台を移した。

「パラ卓球は、全国大会もありますが、なかなか生で見に行けませんよね。また、大きな大会は観客に見せるための会場作りをしていないので見づらいという側面もあります。
最近、体験型のイベントは増えてきたように感じますが、今回はパラ卓球のトップ選手が真剣勝負をする場を身近に見ていただけたらと思い企画しました。多くの方々にご来場いただけて、選手のプレーを直接見ていただけて良かったと思っています」と岩渕。

公式戦とは違い、1台の卓球台がステージのようにおかれた会場が準備された。

また今回の企画では、岩渕と同じ協和発酵キリンに所属し共に練習する(健常者)日本リーグのトップアスリート、全日本選手権3位の平野友樹に協力してもらい、ラリーや、各クラスの選手と条件合わせを想定し、装具でハンディを負荷して対戦。どんな障害があり、どんなふうに戦えるのかを集まった多くの人々に披露した。
東京では、2020に向けてパラ競技普及のさまざまなイベントが増えている。そんな中で、選手みずからのアイデア「魅せる卓球」を展開し、試合形式にこだわる普及には、この日だけで300名近い観客が集まった。
通常の普及イベントとの違いは、選手自身が発想、卓球にかける思いをパフォーマンスに託している点だ。準備全てがアスリートの知恵と工夫の詰まったユニークで熱い試みとなっていた。

――今後は3回目の開催や別大会の企画などあるのでしょうか?

「2020年に向けて、近くで真剣勝負を見てもらいたいという思いはありますので、東京にこだわらずに別の都市で第3回目、4回目と活動を続けていきたいと思います」

考案した選手たちは、日本選手権で1位(=チャンピオンチーム)5名、2位(リベンジチーム)の5名、合計10名のトップアスリートたち。ほとんどの選手たちは、10月にジャカルタ(インドネシア)で行われるアジアパラ日本代表に出場する予定。
写真ト ッ プ:第2回を企画した岩渕幸洋(クラス9/協和発酵キリン)
写真2枚目:同じ協和発酵キリン所属で日本リーグで活躍している平野友樹(健常者)と岩渕幸洋(クラス9)のデモンストレーション
写真3枚目:チャンピオンチーム
写真4枚目:リベンジチーム

取材:佐々木延江/PARAPHOTO