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2015世界トライアスロンシリーズ横浜大会 レポート

2015.05.21

5/16(土)~17(日)に横浜で世界トライアスロンシリーズが行われた。
トライアスロンは2016年のリオデジャネイロパラリンピックから正式種目となっており、この大会でも国内外の注目アスリートが毎年多数出場している。

■競技

一般の部が51.5km(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)で行われているのに対し、パラトライアスロンは半分の距離となる25.75km(スイム0.75km、バイク20km、ラン5km)で行われている。
参加対象となる障がいは、肢体不自由と視覚障がいである。(大会によりその限りではない)
肢体不自由は車いすで競技を行う区分と切断、欠損、麻痺のある立位で競技を行う区分、また視覚障がいは全盲と弱視の区分に分けられる。
○車いす使用
バイクパートはハンドサイクルを使用し、ランパートではレーサーを使用。
○切断、欠損、麻痺
義肢等の装具の使用が許可される。
○視覚障がい
ガイドを伴って競技を行う。バイクパートではタンデムサイクル(2人乗り自転車)を使用する。

■用具とトランジションエリア

○用具
一般のトライアスロンでは使用する用具が自転車のみであるが、パラトラアスロンの場合、自転車以外の用具を使用するのも特徴の一つである。
車いす選手はハンドサイクルとレーサー2つの用具を使用する。
視覚障がいの選手は、スイム、ランパートでは選手とガイド共に行動するために、2人を繋ぐ紐を使用している。
義肢装具を使用する選手は、パートによって用具が変わるだけでなく、義肢装具もパートに合わせて専用の物を使用している。

○トランジションエリア
トランジションエリアは、選手が各パートに移る時に、着替えなどの準備をするエリアのことだ。パラトライアスロンではトランジションエリアにハンドラーと呼ばれる補助員が待機している。
ハンドラー達は、選手達がスムーズに次のパートへ移ることができるように、ウェアの着脱や車いす選手の乗り移りなどのサポートを行う。エリアはまるでF1のピットインのような慌しいスピードで次への準備が行われる。僅差でのレースにおいては、トランジションエリアでの動きが順位に大きく影響をしてくる。
トライアスロンは、世界的に同じ大会の中で健常者、障がい者を分けず競技が行われており、
日本では近年のランニングブームからトライアスロンに移行する選手も多く、競技者は年々増加傾向にある。
横浜で行われている世界トライアスロンシリーズは世界でも屈指の大会で、会場ではEXPOが開催されるなど、観客も楽しむことのできる大会となっている。日本におけるパラトライアスロンの歴史は世界と比較するとまだ浅く、競技人口も多いとは言えない。しかし、競技としての魅力から、今後更に人気が高まっていくことが予想される。
これから日本では夏を向かえ、全国各地でトライアスロン大会が開催される。もしかすると、その中に2020年東京パラリンピックで活躍する未来のパラアスリートがいるかもしれない。