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「積み重ねを自信に」2018 Peace Cup 第29回 国際/国内交流車いすテニス大会

2018.10.30

2018年10月25日~28日に、広島県の広島広域公園テニスコートで「2018 Peace Cup 第29回 国際/国内交流車いすテニス大会」が開催された。

10月上旬にインドネシアで行われたアジアパラ競技大会で、車いすテニス日本代表は、全クラスメダル獲得という好成績を残している。
今大会でも日本代表選手達の上位入賞が予想される中、シングルス女子で高室冴綺選手(写真トップ)が代表選手を上回る力を見せた。
高室選手は7月にイタリアで行われた大会、9月の大阪オープンで優勝と夏から好調を維持。今大会でもシングルス2回戦でアジアパラ競技大会日本代表の田中愛美選手を接戦で破り、準決勝進出を決めた。

準決勝では、堂森佳南子選手と対戦。第1セット高室選手が続けて3ゲームを先取。しかし、その後ダブルフォルトなどでペースを崩し、ゲームカウント3-3と並ぶ。高室選手はパチンと膝をたたいて気合を入れ直すと、長いデュースの末4ゲーム目を奪った。対する堂森選手も巧みな技術と身体を目一杯使ったチェアワークで粘りを見せるが、持ち前のパワーに技術と落ち着きが加わった高室選手に対抗することができず、セットカウント2-0で高室選手が決勝へと進んだ。
■準決勝終了後、高室選手インタビュー

記者:準決勝の勝因は?
高室選手:落ち着いてコースをしっかりとつけたことです。前に出てくる選手だったので、コースをつけたからこそ前に出てこられないようにできたし、勝因になったと思います。

記者:2回戦(vs田中愛美選手)は接戦でしたね。
高室選手:粘り勝ちが一つの大きなところで、半年間試合にほとんど出ないで練習をしてきた成果が出た試合でした。大阪オープンからいい状態が続いています。しっかりと練習したことが出せているしメンタル的にも落ち着いていて、コート全体が見えていると思います。

高室選手は、決勝で惜しくも大谷桃子選手に敗れ準優勝となったが、まだまだ進化の途中であり、今後更なる成長が期待できる。
■大会結果 ※メインのみ掲載
○シングルス優勝
男子 鈴木康平(千葉)
女子 大谷桃子(佐賀)
クァード 菅野浩二(東京)

○ダブルス優勝
男子 藤本佳伸(千葉)、齋田悟司(千葉)
女子 大谷桃子(佐賀)、田中愛美(埼玉)
クァード 菅野浩二(東京)、宇佐美慧(東京)