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「楽しさが生み出す一体感」2019 第20回冬パラバレーボール選手権大会in玉津

2019.02.20

2019年2月16日~17日、兵庫県立障害者スポーツ交流館で「2019 第20回冬パラバレーボール選手権大会in玉津」が開催された。
パラバレーボールはパラリンピックの正式競技だが、日本国内ではシッティングバレーボールとして障がいの有無に関係なくたくさんの人に楽しまれている。夏・冬パラバレーボール選手権大会は、全国規模の大会ながら参加条件に障がいの有無は関係ない。
今大会には男子11チーム、女子8チームが参加した。地元兵庫県の3チームが大会役員となり、選手兼本部スタッフとして大会を盛り上げている。今回は、大会を支えるチームの一つである「メディカル」の住友美紀子さん、密谷彩子さんにインタビューを行った。

■住友さんインタビュー

住友さん(写真2枚目)は、入院中に自分のできるスポーツを探していたところ、理学療法士を通じてシッティングバレーボールを知った。その後、同じ障害の友人がシッティングバレーボールの体験会に参加することを知り、一緒に体験会に参加したことをきっかけに始めるようになった。


記者:シッティングバレーボールを始めた時の印象は?
住友さん
「シッティングバレーは、障がい者スポーツの中でも特別な道具はいらなくて、とりあえず行けばできます。思うように動けなくてボールのスピードも展開も速くて、とても難しいスポーツだと思いました。」

住友さんは、メディカルに加入した2013年に日本代表に選出され、以後日本代表に定着。2018年アジアパラ競技大会などたくさんの国際大会で活躍している。


記者:住友さんにとってシッティングバレーボールとは
住友さん
「義足をつけて生活するようになって、思うように身体を動かすことができなくなりました。シッティングバレーボールは、義足を外しても思い切り全力で動ける、リフレッシュできる、ストレス発散できる最高のスポーツです。」

■密谷さんインタビュー

密谷さん(写真3枚目)はバレーボール経験者で、シッティングバレーボールを始めて約10年。チーム創設メンバーとしてコート内外でメンバーを盛り上げる存在だ。

記者:バレーボールとシッティングバレーボールとの違いはありますか?
密谷さん
「シッティングの方がめちゃめちゃ難しいです。一番は動けないことで、ボールに手が届きません。ボールの正面に入ることができないので、片手でのレシーブを練習しました。利き手じゃない左手でやるのが難しくてパスの練習などをよくやっていました。あとは、股関節をひねった状態でボールを追いかけて、普段は動かさない方向に身体を曲げるので、普通のバレーボールよりもしっかりめにストレッチをしています。」


記者:シッティングバレーボールの魅力
密谷さん
「年配の方でも子供でもやりやすいのと、道具がいらないのが良いと思います。練習場所に行きさえすれば初めてやる人でも身一つでできるので、誘いやすいし誘われやすいです。道具に頼らずできるので、障がいのあるなしに関係なく条件は一緒で対等だなと思います。また、義足の人であれば、ソケットが合わない、新しいバネがいるなど義足に左右されることがないのでやりやすいと思います。」



住友さんに「シッティングバレーボールをしませんか?」と最初に声をかけたのは、密谷さんだった。ふとしたきっかけが人を繋ぎ、シッティングバレーボールの楽しさを広げていく。
■大会結果
○男子
優 勝 スマイル
準優勝 大阪アタッカーズ
第3位 Soul

○女子
優 勝 Soul
準優勝 京都おたべーず花子
第3位 東京プラネッツ女組


日本パラバレーボール協会