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「日本人選手が活躍!世界への道を切り開く場所へ」               第35回飯塚国際車いすテニス大会 Japan Open 2019

2019.04.29

2019年4月23日~28日、福岡県飯塚市の筑豊ハイツテニスコート他にて「第35回飯塚国際車いすテニス大会」が開催された。
この大会は、グランドスラムに次ぐグレードのスーパーシリーズで、毎年世界の上位ランカーが集結する。ハイレベルの戦いが数多く行われるだけでなく、たくさんの日本人選手の挑戦の場にもなっている。

今回は、この大会に長く参加している3選手にインタビューを行った。
■堂森佳南子 選手(写真2枚目)
堂森選手は、2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロとパラリンピック3大会に出場している。

記者:堂森選手にとってスーパーシリーズとは?
堂森選手
「私は普段2や3の大会(※参照)をメインに回っています。スーパーシリーズは必ず強い選手と当たるので緊張はあります。ランキングの上位一桁の選手と対戦するので、自分のテニスの実力がわかります。」
※大会のグレードは、規模により、グランドスラム、スーパーシリーズ、ITF1、ITF2、ITF3、フューチャーズに格付けされる。グランドスラムが最上位。

記者:今年は強化指定選手に入りましたね
堂森選手
「2年ぶりに強化指定選手に入ることができました。周りは意識せず自分が少しでも上がれるようにと思って頑張ろうと思っています。」


■深澤美恵 選手(写真3枚目)
深澤選手は2004年アテネ、2008年北京パラリンピックの2大会に出場。活動休止期間を経て2年前に選手復帰。現在は、車いすテニスの普及活動や指導も行っている。

記者:大会に参加し始めた頃と比べて変化はありますか?
深澤選手
「約20年前からこの大会に参加しています。レベルは断然上がってきています。昔は国際大会ではありましたが今よりほんわかした雰囲気でした。プロの選手も出てきて競技レベルがかなり上がってきてモチベーションは今の方が高くなっています。」

記者:大会に参加して感じることは?
深澤選手
「日本の他の大会ではそんなに外国人選手がいないので、ここで外国の選手と試合をしたりプレーを見たりすると刺激を受けます。」


■一宮 剛 選手(写真4枚目)
クァードクラスの一宮選手は、日本で唯一の電動車いすのテニス選手だ。深澤選手同様20年以上前からこの大会に参加している。クァードの選手層について一宮さんは、「この大会は外国の選手が多いですね。海外のクァード選手は昔から結構参加しています。日本人選手は一時期少なくなりましたが最近また選手が増えてきています。」と語る。

記者:大会に参加し始めた頃と比べて変化はありますか?
一宮選手
「以前は車いすじゃなくて立位のクラス(現在はない)で参加していました。会場はここだけでなくいろんな場所のコートで行っていました。今はコート数が増え、観客席ができました。メディアの数もかなり増えましたね。」
1985年に始まった歴史あるこの大会は、2004年にスーパーシリーズに昇格。海外選手の多さは国内随一で、ボランティアは約2000名、昨年の観客数は6000名超と競技性と注目度が年々高まってきている。
パラリンピックイヤーとなる来年は、出場権獲得の基準となる世界ランキングを上げるべく、上位ランカーの参加が更に増えることが予想される。
■大会結果 ※メインのみ

○シングルス
男子 国枝 慎吾(千葉)
女子 Diede De Groot(NED)
クァード Dylan Alcott(AUS)

○ダブルス
男子 Stephane Houdet(FRA)、Nicolas Peifer(FRA)
女子 Marjolein Buis(NED)、Dana Mathewson(USA)
クァード Dylan Alcott(AUS)、Heath Davidson(AUS)

大会公式HP