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「激しさ増す代表枠争い」第11回国際クラス別パラ卓球選手権大会

2019.12.04

クラス2男子で初優勝した宇野正則選手

2019年11月30日~12月1日に、大阪府の舞洲障害者スポーツセンターで、「第11回国際クラス別パラ卓球選手権大会」開催された。この大会の結果が2020年国際大会派遣選手選考会の資料となるとあって、東京パラリンピック出場を狙う選手が多数出場した。クラス2男子では、宇野正則選手(株式会社コスモトレードアンドサービス)が初優勝。クラス3男子決勝戦では、北川雄一郎選手がこの大会8連覇中の吉田信一選手をフルセットで破って優勝するなど、国内でのライバル争いが熾烈になってきている。

クラス3男子で優勝した北川雄一郎選手

今回は、クラス2男子で初優勝した宇野正則選手にインタビューを行った。宇野選手は今大会直前に行われたアルゼンチンオープンに出場し団体戦で銅メダルを獲得。一昨年の国際クラス別パラ卓球選手権大会でベスト8、昨年はベスト4と着実に成績を伸ばしている。

記者:去年、一昨年と比べての変化は?
宇野選手「今年の2月に強化指定選手に選ばれたので、監督の言うことやレベルの高いところで練習をさせてもらって、自分の考え方だったり自分の卓球を見直せたりしたのが、去年と違うところです。企業に所属することができて練習量も去年の倍以上できたので、練習の成果が出たのかなと思います。去年準決勝と3位決定戦で負けてしまって悔しい思いをしたので、メダルは絶対の目標で、今年は優勝がいけるんじゃないかという自信もあったので、それが現実になって良かったです。」

記者:準決勝、決勝と際どい戦いが続きました
宇野選手「すごい緊張はしていましたし、いかに自分のプレーができるか、ミスを少なくできるかで、自分の卓球というよりも、攻めすぎず守りすぎず、丁寧につないで負けない卓球ができたかなと思います。」

記者:来年はどのような年にしたいですか?
「12月21日、22日にある大会派遣選手選考会で良い結果を残して、また来年も派遣選手に選ばれて、国際大会に出て、世界ランキングを上げていきたいと思います。」

クラス7男子ベスト4来田啓幹選手

また、クラス7男子でベスト4に入った来田啓幹(日本オラクル)にもインタビューすることができた。宇野選手と同じく、来田選手も今大会直前に行われたアルゼンチンオープンに出場し、シングルス銅メダル、ダブルスで金メダルを獲得している。
予選グループを1位で通過した来田選手は、決勝トーナメント準決勝で第1シードの井上全悠選手と対戦。1-3と惜しくも敗れたが、昨年のベスト8を超えるベスト4の成績を残した。
来田選手は、「11月27日の夜にアルゼンチンから帰ってきて、若干時差ボケがある中で今大会に臨みました。去年はベスト8だったので、最低でもベスト4を目標としていました。」と今大会を振り返った。

記者:今年1年を振り返って
来田選手「「基礎技術が上がったかなと思います。最後大きな大会(国際クラス別パラ卓球選手権大会)でもベスト4にいけました。今年は海外5か国の大会に参加し、メンタルでも強くなった気がします。環境に慣れるのが難しかったんですけど、ちょっとずつ良くなってきたと思います。」

記者:来年はどのような年にしたいですか?
来田選手「12月の国際大会派遣選手選考会で結果を出して、海外派遣選手に選ばれることが一番で、選ばれたら4~5か国の大会に参加して、少しずつ世界ランキングを上げていけたらと思います。もし選ばれなければ、実力が足りないので、基礎力を上げて精神面、戦術をしっかり見直していけたらと思います。」

クラス8男子ベスト4佐藤泰巳選手

パラ卓球の国際大会派遣選手選考会は、今年の12月21日(土)、22日(日)に東京都で行われる予定だ。勝負の年を目の前に、代表枠争いは激しさを増している。

日本肢体不自由者卓球協会ホームページ

クラス4女子ベスト4柏木杏選手