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「第20回日本障害者オープンゴルフ選手権」レポート

2015.11.01

10月25日(金)~27日(日)に兵庫県三田市の千刈カンツリー倶楽部で「第20回日本障害者オープンゴルフ選手権」が開催された。
特定非営利活動法人日本障害者ゴルフ協会が主催するこの大会は1996年に第1回大会が開催された。海外からの参加あり、毎年多くのゴルファーがこの大会に集結する。



○大会
大会当日は気持ちの良い秋晴れとなった。
会場の千刈カンツリー倶楽部内は第1回大会からのポスターが全て飾られ、大会の歴史を垣間見ることができた。歴史のあるポスターからは、障害者ゴルフに関わる全ての人のゴルフに対する想いが感じられる。
今大会は肢体不自由の方を中心に約90名が集まった。
競技は36ホールスクラッチプレーで行われ、クラスは上級者が対象となるグランプリの部、上肢障害の部、下肢障害の部、片マヒ障害の部、車いすの部、重複障害の部、軽度障害の部、知的障害の部の8つに分かれている。
基本的には日本ゴルフ協会(JGA)の規則に沿って行われるが、部によって一部障害に合わせた特別ルールが設けられている。ただし、グランプリの部は特別ルールは適用されない。

車いすの選手は移動からショットまで専用のカートに乗ってプレーを行う。カートはシニアカーを作り変えたもので、ゴルフバッグを積むための台を取り付け、どんなポジションにも対応できるよう座席が回転式に作り変えられている。また、芝生が痛まないようタイヤも取り替えている。
片側マヒや義足の選手は体のバランスをしっかりと保ち、安定したフォームでプレーを行っていた。障がいによりしゃがむことが困難な選手は、カップに入ったボールを取ることやマーカーを置く動作が困難となる。そのため、キャディさんやボランティアスタッフがサポートをする。
日本障害者ゴルフ協会の登録者は約500名。未登録選手を含めると更に競技人口は増す。余暇活動としても競技としても楽しめるゴルフ。プレイヤーとしての寿命も長く、60代、70代になってもマイペースで行うことができる。
今大会に出場している選手も、普段は健常者と一緒にプレーをしている人が多く、障がいの有無に関係なく、誰もが一緒に行うことができるスポーツでもある。
2014年に日本で第1回世界障害者ゴルフ選手権が開催され、来年2016年にはアメリカで第2回大会が開催される予定だ。
○結果 ※第1位及び敢闘賞
グランプリの部 小林 茂(埼玉県)
下肢障害の部 西 克宏(兵庫県)
片マヒの部 中山 秀紀(静岡県)
上肢障害の部 渡辺 純二(大阪府)
軽度障害の部 荻野 貴之(兵庫県)
重複障害の部 宝門 洸大(兵庫県)
車いすの部  藤田 宏(岐阜県)
知的障害の部 村上 大(愛知県)
障害女子の部 村田 貞代(兵庫県)
シニアの部 福島 重光(長崎県)
ボランティアの部 溝江 慶(岐阜県)
ボランティア女子の部 寺口 貴子(兵庫県)