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「一つ上のステップを目指して」2015東日本地区ボッチャキャンプ

2015.11.11

2015年10月31日(土)に茨城県立医療大学(茨城県稲敷郡)で「2015東日本地区ボッチャキャンプ」が開催された。
主催は日本ボッチャ協会で、「次世代選手の発掘・育成を図り、国内のボッチャ競技の普及振興に繋げること」を目的として実施している。

ボッチャキャンプでは講義と実技が行われ、参加者のスキルや目的に合わせ、ビギナー、ステップアップ、コーチングの3つのコースに分けて進められた。プログラムの中には選手だけではなく、選手のアシスタントや指導者にも有効なカリキュラムが盛り込まれている。
午前の部で行われた講義では、強化指導部長の村上光輝氏が国際大会のハイライトシーンをまとめた映像を用いてボッチャの基本的なスキルや試合での心構えなどを細かく説明した。
ボッチャは「ボールを投げる」という動作が基本となる。一見単純に見える動作の中にも実は姿勢や握りなど勝敗を分ける重要な要素がたくさん含まれているのだ。
試合への心構えでは、戦術、分析、傾向といった日常の練習機会だけでは得ることのできない非常に細かな情報が伝えられた。
ボッチャで使用される用具もまた進化している。講義では、生産国による用具の違いや手入れの方法もレクチャーされた。
講義の後は学習した内容をふまえて、体育館で実技が行われた。
実技では、日本ボッチャ協会のスタッフから講義で学んだ投球のポイントを中心に、参加者一人ひとりに対し細かくアドバイスが行われた。
ランプを使用する選手にはボッチャ協会のスタッフがアシスタントに入り、選手がベストな投球ができるようコミュニケーションを取りながら的確なアドバイスをおくっていた。
ボッチャは、障がいの程度によりアシスタントと一緒に競技を行うため、選手とアシスタントのコンビネーションはとても重要となる。競技レベルが高くなると選手のスキルのみならずアシスタントのスキルや経験値も必然的に求められる。
ボッチャキャンプでは知識と経験をもった指導者たちから直接レクチャーを受けることができるというのがとても大きなメリットだ。

体験から継続、そして競技力向上という2020年東京パラリンピックに向けた取り組みというだけでなく、2020年以降にも繋がる活動であることは間違いない。