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「その背中は子供たちの夢となる」障がい者バドミントン 小倉理恵さん

2015.12.02

2020年からパラリンピックの正式競技となるバドミントン。今回は、車いすバドミントンの小倉理恵選手の練習にお邪魔し、インタビューを行った。

場所は埼玉県所沢市にある所沢サン・アビリティーズ。小倉さんの活動地は埼玉県が中心で、週3回の練習を定期的に行っている。バドミントン経験者である旦那さんと2人のお子さんもバドミントンを行っているバドミントン一家だ。
○バドミントンを始めたきっかけ
「友人に誘われて、16歳からバドミントンを始めました。最初は楽しみながら行っていて、競技として始めたのは4年前からです。バドミントン仲間から全日本合宿の見学に誘われ、日本選手権にも出ることになりました。日本選手権に出場するなら遊びじゃだめだと思ってそれがきっかけでしっかり練習をするようになりました。中途半端にバドミントンに取り組むのは子供たちにもあまり良い影響を与えないと思って、やるなら真剣にやる、と決めました。
バドミントンはどのスポーツよりも一瞬の瞬発力と俊敏性が求められます。スピードのあるシャトルにいかに反応するかが面白いですね。」

○目標
「2015年の世界選手権ではシングルス、女子ダブルス3位、ミックスダブルスでベスト8という結果でした。2016年はアジア選手権があります。アジアのレベルは高く、私のクラスには韓国とタイの強豪選手がいます。世界選手権で初めて韓国の選手にデュースまで粘ることができ、手ごたえを感じました。アジア大会の目標はベスト4です。もちろん、2020年東京パラリンピックも目指しています。」
○将来のビジョン
「将来はバドミントンの普及をしたいと思っています。私はバドミントンを競技として行う前から、自分でクラブを立ち上げて車いすバドミントンをする機会を作ってきました。私自身いろんなスポーツを行ってきたので、子供たちにいろんなスポーツを経験して選択肢を増やしていってほしいと思います。」

(2人の子供たちに)
「子供たちには何かで自信をもってほしいと思います。バドミントンをできるだけ長く続けてほしいですし、スポーツが生きがいになってくれたらいいなと思います。
勝ちを求め続けると精神的に追い込まれてスポーツが嫌いになってしまいます。もちろん自分が競技をしていて苦しいときもあります。そういうときは子供たちとのバドミントンをしてリフレッシュをしています。息子が自分からバドミントンを始めたいと言った時はすごく嬉しかったですね。子供たちにも夢を持ってもらいたいんです。」

○たくさんの人に
「障がい者のバドミントンがあることをまずは知ってもらって、気軽にやってみてほしいです。やりこんでくるとまたそこから楽しさが見えてきます。バドミントンは競技でもレクリエーションでもそれぞれの目標で楽しめますし、車いすも立位も、子供も健常者も一緒にできるスポーツです。」


子供たちの腕も小倉選手に負けてはいない。
練習中に見せる真剣な眼差しと繰り返し母に勝負を挑む姿はとても微笑ましい。
きっと子供たちにとって、挑戦をし続ける母の背中はとても偉大なものだろう。
■大会のお知らせ
第1回 日本障がい者バドミントン選手権大会
2016年2月6日(土)~7日(日)
福岡県・久留米市西部地区体育館

日本障がい者バドミントン連盟
チャレンジド・スポーツポータルサイトCHALLEATH(チャレアス)