CPサッカーは、パラリンピックの正式種目にもなっている、障害者の団体競技のひとつであり、7人で行うサッカーです。
国際的には「Football 7-a-side」と呼ばれ盛んに行われています。日本では、7人制サッカーとも呼ばれています。
基本はFIFAのルールに準じ、下記部分を一部修正がなされています。
・ピッチ、ゴールポストを小さくする
・オフサイドルールは適用しない
・片手でアンダースローインを認める
公式試合においては、試合時間は、60分(前後半)で行います。
・脳性麻痺
・脳卒中などの脳血管障害
・脳外傷や頭部外傷(原因として交通事故など)
により、身体に麻痺を持つ人が対象となります。
※CPとは英語の「Cerebral(脳からの)Palsy(麻痺)」の略です。
障害者スポーツにおいては、競技ごと多少異なりますが、クラス分け(クラシフィケーション=同じくらいの障害ごとのグループ分け)というものが行われます。CPサッカーも、競技を公平に行えるよう、麻痺の部位、程度が競技パフォーマンスへ与える影響に基づきクラス分けが実施されます。
CPサッカーは、C5、C6、C7、C8クラスの選手が対象となります。
チームを構成する選手は、このクラス分けによる障害クラスを元に構成され、試合中は、必ずC5またはC6クラスの選手が出場しなければならない。(いなければ6人で試合をする)、C8選手は、ピッチ上2名までしか出場できない、というルールがあります。
C5 | 両下肢に麻痺があるが走可能 |
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C6 | 四肢に不随的な動きがあるが走可能 |
C7 | 走可能な片麻痺 |
C8 | 極めて軽度な麻痺 |